Copyright© Kei Shiratori 2008-2023

街頭演説のセキュリティ もっと厳しく!2022年07月08日 22時57分05秒

 本日、安倍元総理が奈良の街頭で選挙の応援演説中に、男に手製の銃で銃撃され死亡した。

 日本でもっとも重要で貴重な政治家を失ってしまった。残念だ。
 日本だけではないだろう、国際社会にとっても重要なポジションを占め、影響力の大きな政治家だった。
 かえすがえすも残念だ。

 しかし、あの警備体制はなんだ! 四方に広い空間がありどこからでも攻撃されるような場所で演説させ、報道された映像で見る限り、SPとおぼしき人の姿はまばらだ。
 安倍さんの周囲を6人位でそれぞれ円の外側を見張りながら囲み、そのほかに4、5人を少し離れたところに配置して、離れたところで不審な行動をしている人間を監視すべきだろう。

 また、1発目の銃声が聞こえたらその瞬間、安倍さんをガードしたり、下に押し倒して弾が当たらないようにすべきだ。
 こういうことはセキュリティの基本だと思うのだが。
 緊張感もなく、普段からあらゆるシーンを想定して訓練をやっていないからこうなる。
 撃ってから捕まえては遅いのだ。攻撃行為が始まる直前、ギリギリでも最初の攻撃が始まった直後に抑えるべき。奈良県警と警視庁のSPは何をやっていたのだ!

 それにしても、そもそもが、政治家が街頭で生身のまま演説するという日本の習慣がおかしい。しかも街宣車の上に乗ることも多い。まさに標的そのものである。こんな甘いことが行われているのは先進国では日本だけなのではないだろうか。

 街頭での政治家の演説は禁止。しかるべき建物の中の会場を借りて行う。入り切らない分は、近くに別の会場を借り、5Gで4K、8Kの中継をすればいい。
 仕事もリモートワークが主流になりつつある今、有権者とじかに顔をあわせるのがいいなどという幻想はすてるべきだろう。

 安倍元総理の死をきっかけとして、セキュリティも政治のあり方も大きくチェンジしていくべきだ。