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最近のMSFS2020について2021年02月02日 00時00分40秒

 昨年8月に登場したMicrosofut Flight Simulator(MSFS2020)は、当初は使い物にならないレベルの出来だったのですが、その後改良が重ねられだいぶよくなってきました。

 なかでもA320はA32NXというfreeのMOD(昔風にいうとアドオン)を追加することで、実機のA320に近い機能が実現しています。最近は、ほとんどA320ばかり飛ばしています。
 同機はFly by wireを採用していて、フライトの制御はすべてコンピュータで行っています。従来の飛行機から移行すると、かなりめんくらいますが、ようやく、少し慣れてきました。
 最近は、夜間・雨・雪の飛行場を選んでタッチアンドゴーの訓練をしています。

 ただ、課題はいっぱい残っています。どうもG(荷重)がうまくシミュレートされていないような印象があります。Gをかける機動をしても、それ相応の反応がありません。たとえば深いバンク、ループ、急降下からの引き起こしとか、実機と違ってスカスカな操縦感覚です。

 その点、旧作のFSXはよくできていて、過大なGによるブラックアウト、レッドアウト、失速速度の変化、操縦桿の重さなどが良く再現されていました。「いました」と過去形にしましたが、FSXは今も現役で主役と言ってもいいくらいです。
 いつもはF-15Eなどの軍用機を飛ばしていますから、Gを読んで操縦しないとまともに飛ばせませんから。

 それももう一つFSXから離れられないのは、ATCができることです。こちらもリアルに近いATCを再現することができます。フォーメーションフライトをやるときや地上からの支援を受けて飛行するには、無線によるコミュニケーションが欠かせません。

 今のところMSFS2020にはATC機能がありませんし、相互にコミュニケーションできるチャット機能すらありません。もちろん、メールなど別の手段で連絡を取り合える相手とはTSやDiscordを使えばいいのですが、やはり、機体のVHFcom の周波数を合わせてコミュニケートしたいものです。

 MSFS2020は頻繁にアップデートを行っていますから、だんだん良くなっていくでしょう。サードパーティーからも、いいものが出てくるでしょうし。
 一応機期待しておきます。