白鳥 敬の1000文字コラム

　バイオ燃料が小型航空機の世界にも拡がっていくのだろうか。
　アメリカの科学教師Ross McCurdyさんは、来月16日から22日にかけて、アメリカ東海岸から西海岸まで2500マイル（NM）を、バイオ燃料によって飛行するという。

　飛行機は同氏所有のセスナ182型機で、エンジンはディーゼルエンジンだ。通常の小型機は、大半がガソリンエンジンだが、最近はディーゼルエンジンを搭載した機体も登場してきている。
　燃料は、食用オイルとJet A燃料を50：50で混合したもの。このエンジンは、通常の航空ガソリンを使用したエンジンよりも、30から40％も効率がいいと言う。環境負荷も小さいそうだ。

　計画では、ロードアイランド・プロビデンスのノースセントラル空港から飛び立ち、ペンシルバニア、オハイオ、アーカンソー、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナの空港に着陸してバイオ燃料を補給し、カリフォルニアのサンタモニカまで飛ぶ。

　航空機にとって、燃費向上と環境負荷の低減は重要なテーマだ。しかし、トータルコストはどうなのだろうか。
（ソース：FLYING WebSight)