白鳥 敬の1000文字コラム

政治ネタについては書きたくはないのだが、メディアのことを書くために、しょうがないので、とりあげる。
昨日（2012年7月11日）夕方、小沢一郎グループの新党発表の記者会見があった。

ニコニコ生放送でライブ中継を見ていたが、それなりに期待はもてそうな印象があった。といっても、個人的には、というか生理的には、ぼくは小沢は好きではないが・・・

小沢新党は49人にも上る「大」政党で、政界再編のキーとなる政党には違いない。政治ニュースとしては特大のニュースのはずだが・・・・

なぜか、メディアは思いの他、静かだし、ネットの新聞各紙は、すぐに否定的な記事を載せ始めた。そして今、翌日の午前1時だが、どの新聞（ウェブ版）を見ても、ほとんど目に見えるところには掲載されていない。

それどころか、記者会見の日に合わせたかのような、「大津中2いじめ自殺事件」で滋賀県警が市教委等へ家宅捜索にはいったというニュースがトップである。
昨年10月の事件である。なんで、今頃？？

この手のニュースは衆愚がとびつきやすいので、やはり目くらましとしてのカバーストリーとしか思えない。小沢新党を話題にしないための。

なんか暗澹たる気分である。日本は誰に支配されているのか？
言わなくてもみんなわかっている。わかっているけど誰も言えないのだ。

小沢が記者会見で言っていたとおり、アメリカにも中国にも本音で言いたいことを言う、言い合える、そういう対等の関係が必要なのではないだろうか。

日本には、ジャーナリズムは存在しないですね、というのが今日の感想でありました。


（いちおう念のために言っておくが、ぼくは政治には無関心であり支持政党も支持する政治家もいない。そもそも政治家という人種は嫌いである。）