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新型コロナウイルスが猛威2020年02月11日 23時31分10秒

年があけて日もたたないうちにとんでもない大事件がおこってしまった。
新型コロナウイルスの爆発的流行だ。

中国の武漢が最初の発生場所ということで、今も武漢で圧倒的に患者数、死亡者数が多い。昨年12月には、怪しいい肺炎がはやり始めていると、現地の医療関係者は把握していて、中国のSNSにも書き込まれていたようだが、中国当局によって削除されたという。

その後、1月半ばすぎになって、武漢からの情報がいっきに流れてきて、感染者数、死亡者数が日に日に増加していった。
おりしも、中国の旧正月の休暇にあたり、これが全国、全世界に広まる原因となった。

幸い、今のところ中国以外の国では、爆発的な感染は起こっていないが、どうなることか。感染しても症状の出ない人、出ても風邪か花粉症程度の軽い症状の人も多いだろう。だから、感染者の総数もわからない。
致死率も正確にはわからない。中国の感染者のうちの死亡率はいちおうわかるが、これも中国当局が発表する数字は、あまり信用できないというのが世界の常識だ。

先進国での感染率はそれほど高くなく、感染しても発病する人の割合は、そう多くないのかもしれない。インフルエンザ程度であればそう心配する必要はないのだが。

武漢で極端に酷い状況になっているのは、医療施設のキャパシティーを超えた患者がいるからだろう。すくなくとも周辺都市の病院も活用し、ある程度は分散すべきだろう。
それと、中国はもともと大気汚染が酷い。PM2.5で以前から肺の弱っていた人々が多かったのかもしれない。

それにしても、中国の初動体制があまりにも遅すぎた。
日本もそうだ。いまだに中国との人の往来を全面的には禁止していない。
諸外国と同じように期間を定めて禁止すべきだろう。
これは決して差別なんかではなく防疫上、防疫安保の観点から絶対に必要なことだ。

日本にも特殊事情がある。
東京のような人口密集地が多い。こんなところで感染が広がったら非常に危険だ。

防疫上も東京一極集中は避けるべきだろう。
これからの社会は、分散するのが正しい。

患者数はまだまだ増え続けるだろう。感染率は、武漢から4度のチャーター機で帰ってきた邦人の状況が参考になる。800人くらいの帰還者のうち、何割が発症したかで感染率がつかめる。
この数字を元にすれば、武漢でどれくらいの感染者がいるかが予測できる。(これは数量政策学者・高橋洋一さんの受け売り)

たぶん中国における感染拡大のピークは4月頃かな。日本はどうなるのだろうか。