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古い概念にとらわれていると時代の変化に対応できない2019年02月17日 22時46分41秒

 「防衛省が自衛隊のサイバー防衛隊の隊員を急速に養成するため、民間の超一流技術者の技能を活用したOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング=職場内訓練)の手法を導入することが17日、分かった。現行で110人態勢のサイバー防衛隊は、、、」(産経新聞web版2019年2月17日版より引用)

 防衛省は「新防衛大綱」で、宇宙・サイバー・電磁波にも重点を置くとしている。サイバー部隊の拡充はその第一歩だが、現在の400人程度(上記の人数に各部隊の専門隊員を加えた数)というにはあまりにも弱すぎる。急いで人材を増やしても、戦力になるには数年かかるだろう。
 一方、中国のサイバー部隊は数万人とも数十万人とも言われ、北朝鮮も数万人いるのではないかとされている。アメリカは1万人以下というが、CIAやNSAをはじめ歴史も実力もある大組織があるから、実際はもっと多いだろう。

 日本は憲法の制約とか、世論の反対とか、いろいろ事情があるので、実際の人的被害の少ない戦闘であるサイバー空間にもっと注力した方がいいのではないかと思われる。