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えっ!? なんで私が社会主義者に?2009年03月24日 11時09分32秒

日経平均が8400円台を回復し、円も1ドル98円くらいまで安くなってきた。
そろそろ回復機運だろう。
いつまでも、あんな昨年秋以来のどん底が続くわけがない。

というわけで、ここ数ヶ月のV字谷の時期に大慌てして醜態を演じた自動車メーカーや電気メーカーは笑われるべき存在だろう。とくに自動車メーカー。
もう、君たちには信用なんてないよ。
派遣労働者という名の人間たちを奴隷のように使い、社宅まで追い出して路頭に迷わせた、そんな企業なんて信用できるわけがないだろう。

もともと、車も電気製品も1990年代に天井を打っている。前にも書いたが、無意味な付加価値をつけて高く売っていたツケが今回、まわってきただけなのだ。

もっと消費者に必要とされる製品をつくるべきだな。無駄な付加価値・高級感・高性能・高機能にはもはやだれも興味を示さない。そういう時代になっているのだ。
大企業は社員の高コスト体質を維持するためににっちもさっちもいかない状態になっている。対策は簡単である。中小企業レベルまで給料を下げればいいだけだ。賃上げしないと消費が滞り経済は活性化しないと主張する一部の労働組合がいるようだが、一部の大企業だけが給料を上げて経済は活性化するのか? 中小企業は最初から員数に入っていないというのか? わずか10パーセントちょっとの組織率で、とぼけたことを言ってほしくないね。

もっとスリムになって出直したほうがいい。というか、そうしない限り、日本の製造業に未来はない。組織が大きくなりすぎたのだ。とくに管理部門の人間はあきらかに不要な人材である。

それに比べると、伊那食品工業の会長さんは立派である。従業員・お客さんと共存する企業を目指している。これが商売の基本だと思うな。

奴隷制度は、人類の誕生と同時に生まれた。そして、これは、形を変えて連綿と続いている。奴隷「的」制度を完全になくすことは不可能だと思うが、両者(上と下)の格差の少ない社会が必要である。
サヨク嫌いのぼくまでが、社会主義者になってしまいそうだよ(笑