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活字メディアで生き残るのは何だ?2009年03月06日 22時50分38秒

なにやら政界が騒々しい。
特別な政治的立場などないぼくにとっては、政争に関することにはあまり興味はない。

ブログのランキングサイトを見てみると、政治ネタのブログがずいぶん人気のようだ。芸能関係のブログと並んで、政治関係で、とくにマスコミが報じないような情報や考え方を記したブログが人気がある。

国民の多くは、裏でどんな動きがあるのかを知りたいのだろう。マスコミ報道には、多くの国民が幻滅している。捏造・世論誘導・建前報道。ネットのネタ探しには最適の場かもしれない。

活字メディアが衰退していると言われる。活字メディアというときは、新聞・雑誌・書籍などをさす。
しかし、ネットを利用するときも、液晶モニターに表示された活字を読む。そういう意味で、インターネットも活字メディアである。
活字離れではなく、紙媒体離れなのか?

そうであれば、流通コストの安い方に情報は流れていく。
紙媒体から読者が離れていけばいくほど、紙媒体の価格を高くしないと商売ができなくなる。発行部数が少なくなれば、紙代も印刷製本代も高くなるだろう。悪循環である。

アメリカでは、新聞が続々と廃刊になっている。日本も、数年のうちに、廃刊になる新聞が出てくるかもしれない。
雑誌も同様の運命をたどるだろう。もうすでに多くの雑誌が休刊という名の廃刊になっている。

書籍はまだしばらくは大丈夫かもしれない。読むのに、1日から数日はかかる。ネット上の情報を数日かけて読むことは、あまりない。
そのように考えると、書籍こそがネットと棲み分けることができる媒体かもしれない。

そして、新聞と雑誌は、ブログジャーナリズムに変るのではないか。
しかし、ブログは取材ができないので、通信社のような取材専門のメディアが生き残るだろう。印刷部門・販売(宅配)部門まで持つ新聞社はとても生き残れそうにない。